煙突のある風景が見られなくなると思うと、少し寂しい気持ちになりました。丸亀市で長年銭湯を営んでいた祖父母が相次いで亡くなり、廃業とともに建物全体を整理することになったのです。子どもの頃から慣れ親しんだ番台や下駄箱を目にするたび、営業していた頃の賑わいが思い出されました。
脱衣所には常連客が置いていったままの物や、祖父母が長年使っていた業務用の設備が数多く残されていました。ボイラー設備や大きな鏡など、通常の家財とは違う特殊な物ばかりで、家族だけで搬出するのは到底無理だと早い段階で悟りました。加えて建物は取り壊しが決まっており、時間的な猶予もあまりない状況でした。
親族で話し合った結果、遺品整理と合わせて特殊な設備の撤去にも対応できる業者を探すことにしました。相談してみると、銭湯のような特殊な建物の片付けにも過去に対応した実績があるとのことで、安心して依頼を決めました。作業中、担当の方から香川で遺品整理の事ならリアライフ香川へと廃業に伴う建物全体の整理を相談されることも多いと聞き、専門性の高さに納得させられました。
番台に置かれていた古い時計だけは、思い出の品として手元に残すことにしました。湯気とともに過ごした幼い頃の記憶は、建物がなくなっても心の中に残り続けると信じています。